RPA BANKをご覧のみなさま、こんにちは!「最近RPAが気になって仕方がない」とソワソワしているものの、「ドコかムズカシそうな雰囲気」になかなか一歩が踏み出せないでいる、そんなみなさまに向けたお気楽RPA解説連載、「さるでき流 RPAのはじめかた」、超お久しぶりの更新でございます。
前回公開したのは……もしかして……夏?
いやはや、本当ーにお待たせしました。いつの間にか季節はスッカリ秋、っていうか既に冬?そんな移ろいゆく色とりどりの季節を「一欠片も感じることなく」、ワタシは軟禁……もとい、缶詰状態で『RPAのはじめかた、書籍化計画』を進めておりました。
思い起こせば、開幕から「ラストスパート」という有様で……、実質書いていたのはわずか「2ヶ月半足らず」だったのですが……、山あり谷あり、川あり海あり、そうだ、海に行こう、どこか遠くの、人が誰も来ない海h(以下略)……と。そんな「現実逃避待ったなし」の日々をくぐり抜け。
はいっ!どうにかこうにか完成しましたよ!こちらです!
いやっほーい!見た目、超カッコイイでしょう!?デザイナーさんがステキな表紙に仕上げてくれました。これなら3冊くらいレジに持って行っても、恥ずかしさナッシン。むしろ「この人、3倍仕事デキそう」って思われる可能性もゼロとは言い切れないかも……しれないかも……しれませんね。うんうん!
と、いうことで!今回は特別編として、そんなステキ(な見た目)に仕上がった、書籍版「RPAのはじめかた」の魅力を、余すトコロなくお伝えさせていたこうかと思います。みなさまどうぞほんの少しだけ、お付き合いくださいませ。
【本の概要】
まずは、『本の概要』から行きましょうか。この本がどんな感じの本なのかと言いますと……と、ご案内したいところなのですが。ワタシ自身で書くと「何だかスゴく恥ずかしい」のと「本の評価が下がる可能性がある」ので、今回は出版元である技術評論社さんによる、「本の紹介」にお任せしようと思います。ではでは、どうぞ!
———————————
『RPAのはじめかた ~ツールを見ながら巡る! RPAの楽しい世界』
ムズカシイ話題は抜きにして、まずはRPAツールに触れてみること。そして、自分で作ったロボットが動く、その「楽しさ」を体感すること。それが、RPAを理解するための近道です!
本書では、本物のRPAツールを見ながら「RPAの世界」をご案内していきます。ご紹介するのは、それぞれ異なった特徴を持つ、業界を代表するRPAツールたち。これらを横断して見ていくことで、「RPAという考え方」が少しずつわかってきます。
また、各ツールを使ったロボット作りも、大きな画面でバッチリ紹介。シンプルなものからちょっと高度なものまで、多種多様なロボットを見ながら、「ロボットが動く楽しさ」を体感しましょう。無料のRPAツールもご紹介しているので、実際にロボット作りを体験することもできます。
RPAを、働き方改革などの文脈で「概念」として語るのではなく、身近な「ロボットを作るためのPRAツール」の側からご紹介しているのが本書の大きな特徴です。豊富な画面とイラスト図解、軽快な文章で楽しくRPAを理解できる。そんな1冊になりました。
———————————
そう!「そんな1冊」になったのですよ!
……えーと、た……多分……きっと……おそらく。なったか……な?
……コホン。とにかく『RPAの世界を楽しんでもらおう!』ということをテーマに、山ほどの画像とお気楽な文章を詰め込めるだけ詰め込んで、コロボ君(とハカセ)がワイワイとみなさまをRPAツアーに連れて行く、そんな本になっています。ちなみに、最終版前のサンプルではありますが、誌面の雰囲気はこんな感じです。(きっとどこかに誤字脱字があります。探さないでくださいね)
ね?もう「ミッチリ」でしょう? ページ数は『160ページ』と、決して分厚い本では無いのですが、誌面サイズをやや大きめの『B5サイズ』にしていますので、RPAツールの雰囲気を存分に楽しめるのではないかと思います。
ちなみにこのページは、第1章『RPAってなんだろう?編』の様子です。本はここからスタートします。まずは、「言葉の整理」からですね。実際のRPAツールを見る前に、事前準備をしっかりしておきましょう。
事前準備が終わったら、本編のスタートです。この本では、「4つのRPAツール」をご紹介させていただきました。カバーに燦然と輝く4つのロゴ。各社さま、快く使用を許可していただきまして本当にありがとうございます。ご調整いただいたRPA BANKさんにも心から感謝です。
ではでは早速、「RPAツール紹介ページ」の様子を覗いてみましょう!
【RPAツールその①:WinActor】
まずは、『WinActor編』からスタートです。連載ではBizRobo!からスタートしたのですが、「事前情報無しでいきなりBizRobo!に触る」というやり方は……、ワタシ自身の経験上「滅茶苦茶大変」でしたので、「RPAはじめまして」のみなさまのために、順番を入れ替えました。
しばらくぶりに触りましたが、相変わらずスッキリしていてわかりやすかったですね、WinActor。ここでRPAツールの基本となる「考え方」や「言葉」を押さえて、以降のツールの理解を助ける、という流れにしています。
ちなみに、ツールの数に対するページ数(と、ワタシの書くスピードの遅さ。主にそちらがメイン)の関係で、実際のロボット作りのお話は少々コンパクトなものになりました。そのかわり、4つのツールそれぞれで「別々のテーマのロボット」を作っていますので、「4つのツールを全部見ると、いろいろなロボット作りの様子が見える」という構成になっています。各ツールの「美味しい部分」を少しずつ味見する、というイメージで読んでくださいね。
【RPAツールその②:BizRobo!】
続いて、『BizRobo!(BasicRobo!)編』に入ります。連載でBizRobo!を書き始めて約1年。凄まじいスピードでツールが進化しているRPA業界ですが、久々に見てみたら、なんとDesign Studioが「日本語」になっていました!
上の画像ではわかりにくいのですが、バッチリ日本語です。いやもう、それだけで超嬉しい。読めるだけで超幸せ。嗚呼、今思い出す地獄のアクション設定の日々……。日本語版のBizRobo!しか見たことないよ?という方は、当連載の第2回あたりをそっと覗いてきてくださいね。
BizRobo!と言えば、やっぱり「専用ブラウザ(ブラウザ・ビュー)」が特徴的ですので、専用ブラウザを使ったロボットの作成方法と、あとはなんとかページをやりくりして、「Management Console(マネジメント・コンソール)」についても、スケジュールの設定などをお話ししています。
【RPAツールその③:UiPath】
RPAツール3本目は、『UiPath編』です。UiPathは今まさに連載で取り上げている真っ最中のツールなのですが、なんと、ワタシが書籍作りに追われて連載をサボっている間に、こちらもしっかり「日本語化」されていました。
おー!すごーい!(上の画像ではわかりにくいのですが、)超わかりやすくなりましたよ!次回から再開予定の、「連載版 RPAのはじめかた UiPath編」も、日本語版のUiPathでお届けしますね。
UiPathには、何と言っても「無償で使えるコミュニティエディション」がありますので、「インストール方法」まで含めてご紹介しています。見るだけではなく、実際にインストールして、本物のRPAツールを触ってみましょう。
そうそう、各ツールの中に登場する、若干わかりにくい「プログラミング的な専門用語」については、「ハカセの豆知識」なる解説用のイラストをご用意しました。「変数」や「ソースコード」「条件分岐」など、開発ではお馴染みの用語について、なるべくイメージしやすいように補足をしています。
【RPAツールその④:RPA Express】
RPAツール紹介、最後を飾るのは『RPA Express(WorkFusion Studio)編』です。こちらは日本にはまだ拠点の無い「WorkFusion社」のRPAツールなので、ご存じない方もいらっしゃるかもしれませんね。ではここで、WorkFusion社アジア・パシフィック代表ローネンさんからの熱いメッセージをどうぞ!
RPAツール「RPA Express」は完全無料――WorkFusionローネンAPAC代表に聞く
https://rpa-bank.com/interview/6300/
こちらのツールも、無料で使うことができる「スターター版」が用意されていますので、UiPathと同様に、インストールの方法についてもお話ししています。
ひとつ残念なことがあるとすると……RPA Expressは、まだ画面が「全部英語」ですので、他のツールと比べて少々とっつきにくいのが難点です。とは言え、あらかじめ用意されている「サンプルロボット」が実に面白い動きを見せてくれますので、サンプルロボットを動かしながら、言葉の壁を超えた魅力を見ていきましょう。
……はい!以上が、「RPAツール紹介ページ」でした。
「欲張ってはアカン!欲張ってはアカンでぇ!」と、自分に言い聞かせながら書いたのですが……さすがにこれだけのツールが揃うと欲張ってしまいますね。何を取り上げて、何を諦めるかは、最後の最後まで本当ーに悩みました。「RPAはじめまして」のみなさまが、RPAツールを好きになる第一歩になれば、本当に嬉しいです。
【RPA情報局】
最後に、この本を読んで「RPAに興味を持ったよ!」という方に向けて、RPAの情報をギュギュッとまとめたページ、その名も『RPA情報局』をご用意しています。
本編でご紹介することができなかったツールまで含めた「厳選RPAツール達」のご紹介、みなさまが今ご覧いただいているRPA総合プラットフォームメディア「RPA BANK」のご紹介、そして、コムズカシイRPAを少しでもわかりやすくするために、この「サルでき!シリーズ」をゼロから一緒に作ってきた戦友、「事業統括兼編集統括 武藤さん」へのインタビュー、などなど。少しでもRPAの世界を感じられるような情報を入れられるよう、頑張ってみました。
ぜひぜひ、最後のページまで読んでみてくださいね!
【RPA DIGITAL WORLD Digital Robot CAMP 2018】
こんな感じに、どうにかこうにか本になった『RPAのはじめかた』なのですが、なんと、11月22日に東京お台場で行われる「RPA DIGITAL WORLD Digital Robot CAMP 2018」に参加して、アンケートにお答えいただいた方「3,000名様」に、スペシャル特典として、その場で『プレゼント』させていただくことが決定したようです。
コロボ「……ウソでしょ?エイプリルフールにはまだ早いですよ?」
ワタシ「……どうやらウソじゃないらしいです」
コロボ「……えーと、恥をかく前に発注数量ミスを確認したほうが良いのでは?」
ワタシ「……したのですが、『大丈夫です(笑)』と」
さあ!みなさまの手元に本当に本は届くのか!?そもそも本当に本は完成しているのか!?RPA DIGITAL WORLDにご来場予定のみなさまは、そのあたりにも注目(?)していただけると、さらに楽しめるのではないかと思います。
【次回のお知らせ】
特別編、最後までお読みいただきありがとうございました。次回は通常モードに戻りまして、UiPathでExcelが操作できるようになるための『拡張システム』についてお話する……と、前回のワタシは書いていますね(……サッパリ覚えていないのが若干困りものなのですが)。では、そのあたりを見ていきますね。
でもその前に、まずは『書籍』の方でお会いしましょう。どうぞ発売をお楽しみに!