生とサーバー選びは、すれ違いの繰り返し

はい、そういうわけでございまして。
SSL対応編、第3回目をお届けしております。

実は奥さん、ビックリする事態が起こりましてね。ええ。
本編に入る前に少々お話を聞いていただきたいのですが…

まずはこちらの画像をご覧ください。

こちら、前回の記事で貼り付けた「Sixcore」のトップページスクリーンショットです。

よく見ると…『独自SSLが無料!』と書いてあるような?
あれー?あれれー?

ワタシ前回、「Sixcore」ではSSL対応がお高いって書きましたよねえ。
だから、「Xserver」に移りましょうって話でしたよねえ。

だってワタシ電話したんですもの、Xserverさんに。
そしたら、言われたんですもの。

「Sixcore側はビジネス向けなので、安心できるブランドの認証サービスをご用意しています」って。
(「だから無料のSSLサービスは無いんですよ」的なことを遠回しに。)

一体何が起こったのか。時系列で調べてみました。

4月18日:SSL対応をしないとマズイなーと思う
4月19日:Xserverさんに電話、Sixcoreの状況とXserverの無料サービスを確認する
4月19日:Xserverに新規サーバー申し込み
4月19日:Xserverへの引っ越し作業開始

4月20日:Sixcore、新サービスを発表(→こちら
4月24日:記事を書くために、Sixcoreのトップページをスクリーンショットでパシャリ
5月10日:スクリーンショット内に違和感があることを発見

な、なんですとー!

1日ズレで新サービス発表って!何その狙ったようなタイミング!
っていうか電話のお姉さん何にも教えてくれなかったよ!

かくしてSixcoreでも無事独自無料SSLが設定できるようになったのでした。
めでたしめでたし。

じゃあない。

どうしましょう?この記事。というかこの引っ越し企画。
進むも地獄、戻るも地獄の綱渡りになってしまいました。

まあ、前に進みましょうか。

進むよりも戻るほうが大変ということは良くありますしねっ!
Xserverを使う人のほうが多いと思いますので、記事的にもきっと役立つはずですっ!

はっはっはっはー。

…古くからITの世界には「人柱」という言葉が存在しております。
ワタシの屍を踏み越えて、みなさまは安全な航海をお楽しみくださいませ(涙


さてさて!

やってしまったものは仕方ありません。
SSL化を進めていきましょう。

【手順】
STEP1:新サーバーにドメインを設定する
STEP2:WordPressをインストールする
STEP3:旧サーバーからデータをエクスポートする
STEP4:新サーバーにデータをインポートする
STEP5:ネームサーバーを新サーバーに切り替える
STEP6:新サーバーのドメインにSSLを設定する
STEP7:完了!

手順はこんな感じです。

基本的には「サーバーの引っ越し」→「SSL設定」になります。
まずは引っ越しまでを見ていきますよ。

STEP1:新サーバーにドメインを設定する

それでは、契約ホヤホヤのXserverの設定をしていきましょう。

最初に、サーバー内に「ドメイン」という空間の設定を行います。

将来的にはWebサイトのドメインと同じものになるのですが、
この段階ではネームサーバーの設定を行っていませんので、
外の人がアクセスすることはない…という意味で、単なる空間です。
(実に意味不明ですねえ…とりあえず「ふーん」でOKです)

実はこの段階で「無料独自SSLを利用する」という設定ができるのですが、ひとまず置いておいて。
移転するWebサイトのドメインを設定して、「確定」ボタンをポチッとな。

STEP2:WordPressをインストールする

次に、今設定したドメインの中に、WordPressをインストールします。

Xserverでは「ワンクリックインストール」が用意されていますので、
WordPressはボタン一発でインストールすることが可能です。超便利。

ただし、ワンクリックインストールではデータベースも自動的に構成されてしまいますので、
データベース名やユーザー名を自分でしっかり管理する場合は、先にデータベースを作っておきましょう。

STEP3:旧サーバーからデータをエクスポートする

ここで一旦稼働中の旧サーバーに戻って、データを丸ごとエクスポートします。

引っ越しの方法は様々あるのですが…「小規模」のWordPressであれば、
「All-in-One WP Migration」プラグインが最もお手軽だと思います。

URL:https://ja.wordpress.org/plugins/all-in-one-wp-migration/

何で「小規模」と断り書きを入れたかと言うと、
データ総量が512MBを超えると、無料版ではインポートできなくなるから、なのですね。
(優秀なプラグインですので、いざとなったら有料版を購入するのもアリだと思います)

ちなみに、エクスポートの段階で「文字列の置換」が行えるようになっています。

ミスった時のリスクが大きいのであまりオススメしませんが…
WordPressのインストールディレクトリの場所やデータベース名などを、
新サーバーで変更する場合は、このタイミングで置換しておきましょう。

STEP4:新サーバーにデータをインポートする

新サーバー側にも「All-in-One WP Migration」プラグインをインストールして、
今エクスポートしてきたデータを丸ごとインポートします。

テーマやプラグインも無事エクスポート&インポートできた場合、
その辺りも丸っと復元されますので、引っ越し作業はこれだけで完了です。

あ、そうそう。

新サーバーのWordPressにアクセスする場合、お使いのPCの「hostsファイル」の変更が必要になります。

あ〜hostsファイルね。知ってる知ってる。えーと、食べ物だっけ?
という方のために、ザックリ解説をしておきますと。

みなさまのPCからWebサイトにアクセスする場合、
「https://sarudeki.com」が不思議な力で「Webサーバーの住所」に変換されてWebサイトにつながります。
この不思議な力は強力なので、普通にアクセスしようとすると絶対にひとつのWebサーバーに連れて行かれます。

この段階では「旧サーバー」と「新サーバー」が共存している状態ですが、
世間一般的に有効なのは「旧サーバー」なのです。

これでは、新サーバーにインストールしたWordPressの管理画面に辿り着けません。
そこで、みなさまがお使いのPCにだけこの不思議な力を上書きするパワーを与える仕組み、それが「hosts」です。

hostsファイルを編集するためのフリーツールは色々ありますので、
Google先生に「hostsファイル フリー」と聞いてみましょう。

STEP5:ネームサーバーを新サーバーに切り替える

無事新サーバーのWordPressにデータのインポートが終わったら、
前述の不思議な力、その名も「ネームサーバー」の変更を行いましょう。

ワタシの場合、
ネームサーバーは「お名前.com」で管理していますので、そちらの設定変更を行って完了です。
名目上「24時間から72時間」、実質「数分〜1日前後」で、新サーバーが表示されるようになります。


ふー!おつかれさまでした!

ザザッと駆け足で引っ越し作業のお話をしました。
(インストールやデータベースの設定等々については連載や本に書いていますので、そちらもあわせてどうぞ〜)

衝撃的なニュースでだいぶ動揺しましたが、
とりあえず引っ越し作業自体は順調にできたようです。

では、次回がいよいよ最終回!新サーバーに対してSSL化を行います。

もう何も起こりませんように。

と、お祈りしつつ。次回に続きます。