「Robotic Crowd Agent」は、ウェブブラウザとCSVファイル、スプレッドシートを使う範囲の業務であれば、これひとつで一連のワークフローを完成させ、RPAロボットを動かすことが可能なGoogle Chromeの拡張機能です。
RPAとは?
RPAとは「Robotic Process Automation(ロボティック・プロセス・オートメーション)」という言葉を略したものです。「ロボットによる・工程の・自動化」という意味ですね。
「ロボット」という言葉が付いているので、「手足が付いていて、歩いたり喋ったりすることができる物理的な機械」を想像してしまいますが、RPAのロボットは、パソコンの中に入っている『ロボット機能』のことを指します。そして、そんなRPAロボットを「作り出して、管理する」ための『特別なツール』のことを、「RPAツール」と言います。
現在、『BizRobo!(ビズロボ)』『WinActor(ウィンアクター)』『UiPath(ユーアイパス)』など、業界を代表するツール達に加えて、『Robotic Crowd』を含む新しいツールが続々と登場し、日々技術の進歩を続けています。様々な機能が生まれていますが、すべてのRPAツールに共通する機能は、『私たちのパソコン上での操作を記録して、再生する』というものです。
例えば、マウスでボタンをクリックしたり。
例えば、キーボードで文字を入力したり。
一つ一つの操作を記録して、それを順番に再生すること。それが、RPAツールでRPAロボットを作り出すベースとなる方法です。
私たちがパソコン上で行っていることは、案外「定形作業」が多いのです。例えば、「①ニュースサイトにアクセスして(キーボードでURLを入力)」「②スポーツのページに行き(リンクをクリック)」「③試合結果をチェックする」ような、『同じ動き』を繰り返していることが沢山あります。
こういう定形作業について、一連の流れを「分解」して、一つ一つの操作として「記録」、順番に「再生」することで、あたかも『私たちの代わりに仕事をしているようなロボットを作り出すツール』、それがRPAツールです。
そして、私たち「新しいものを生み出すこと」が得意な『人間』と、「素早く・正確に作業をすること」が得意な『ロボット』が一緒に仕事をする『新しい仕事のカタチ』、それがRPAなのです。