心なしかニャンコアイコンも力強い
はい、そういうわけでございまして。
夏のド真ん中、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
ワタシはと言いますと、ココしばらくこの子と格闘しておりました。はい、ドン!
ブラウザ型RPAツール『Robotic Crowd』です。
……おや?この名前、最近どこかで見たような……。
と、お気づきの方、大変スルドイ。
先日、こちらの記事で「Robotic Crowd Agent」をご紹介させていただきましたね。
実はこの後、本家本元の『株式会社チュートリアル』さんからご連絡をいただきまして。
記事を書いていただいてありがとうございます!弊社のメルマガでご紹介させていただいてよろしいですか?
と、大変嬉しいことに、こんな感じで紹介までしていただきました。
ありがとうございますー!すごーい!
(しまったー!読み返してみたら確かに思いっきり裏技的なこと書いてるー!)
さらに。
折角ですので『Robotic Crowd』の方も使ってみてくださいね!
と、『Robotic Crowdの特別アカウント』のお土産までいただきまして。
なんとワタクシ、「無料限定」改め「正規版RPAツールユーザー」に昇格したのです。いやっほーい!
Q「盛り上がっているところ恐縮ですが、正規版RPAツールを使うほど業務量ありましたっけ?」
A「え?……あ、ありますって、アレとか、コレとか、フフフンとか、ホホホンとか、ねえ?」
そうなんです。
RPAツールは「莫大な繰り返し作業」を「素早く」「正確に」行うことを得意としているツールですので、
ウチのようにクセの強いユニーク作業が点々としているような小さい会社にはあまり向いていないのです。
– 完 –
いやいやいや。
そんな申し訳ないことしてはいけません。
モリモリ使いましょう、バリバリ使い方を考えましょう。
ということで今回は、ワタシが「今日のさるでき」等で毎日行っている、
『WordPressの更新作業』を、Robotic Crowdから行ってみることにします。
よーし、それでは早速。
「Robotic Crowd」起動っ!
Robotic Crowdの画面の見方
まずは「ログイン画面」です。
Webブラウザからログイン用のURLにアクセスして、システムにログインします。
「Agent」の方は「Google Chromeの拡張機能」でしたね。
「Robotic Crowd」の方はこうやってログインして使うので、雰囲気からして全然違うのですが、
一部の機能が連携していますので、こちらでもChromeからアクセスしたほうが何かと都合は良さそうです。
では、メールアドレスとパスワードを入力して、ログイン、と。
システムにログインできました。
ログインができたら「プロジェクト」なるものを作ります。
(上の画像では、すでにひとつプロジェクトを作成済みです)
プロジェクトは、今後作成するRPAロボットを管理しておくための「大きな枠」です。
管理画面のメニューから、いつでも「プロジェクト一覧」を見ることができるようになっています。
既にできてはいるのですが、一応こちらの画面も見ておきましょうか。
「プロジェクトを追加」ボタンをポチッとな。
記載する項目はこんな感じです。
「組織」についてはあらかじめ設定されていましたので、「プロジェクトの名前」を付けるだけでOKです。
では、作成したプロジェクトの中に入ってみましょう。
はい、こちらが「Robotic Crowd」の『ワークフロー一覧画面』です。
・各種機能が並ぶ、左側の『サイドバーメニュー』
・メニューをクリックすると、右側に『設定画面』が表示
・右下には、困った時に助けてくれる開発チームへの『チャット』機能
おお、イマドキっぽい!
既にいくつかワークフロー(ロボットの作業手順書)を作っていますので、
実際に使う際の画面イメージがピンときやすいと思います。枠の色が自動で変わるのがオシャレ。
ちなみに、「ワークフローを作成」ボタンを押すと、こんな画面が出てきます。
「ワークフローの名前」に加えて、「割当ロボット」なる欄が見えますね。
ワタシのアカウントには、
「standard1」「standard2」
という2台のロボットが設定されておりまして。この2台のロボットが作業を行います。
この子達をワークフローに対して割り当てて行くのですが、
それはつまり「このアカウントで同時に実行できる作業は2つだけ」という制限になるわけです。
バンバン動かしたいのであれば→サービスプランをアップグレードしましょう、という矢印かと。
その後に続く2つの項目は、こんな感じ。
デバッグ実行モード
オンにすることで、実行履歴確認時にスクリーンショットなどを表示させることができます。
シングルモード
オンにすることで高速で実行することができますが、エラーの特定が難しくなります。
ワークフロー作成中はオフにすることをおすすめします。
この辺りの説明は、サイドバーメニューの「サポートサイト」に記載されていますよ。
基本的なロボットの作り方
では、画面の雰囲気もわかりましたし、ロボットを作ってみましょうか。
比較のために、最初は「Agent」の「REC」の時と同じ流れでやってみます。
まずは、ワークフローに名前をつけて、ロボットを割り当て、と。
「ワークフロー編集画面」が出てきました。
右からも左からもサイドバーが出てきているおかげで画面が少々窮屈ですので、
上部のバーにある「≡(ハンバーガーアイコン)」をクリックして、サイドバーを畳みましょう。
画面がスッキリします。
では、残ったサイドバーメニューの一番上を見てください。
「OpenBrowser」アクションがありますね、それを右画面にドラッグ&ドロップします。
各アクションには専用の設定項目があります。
OpenBrowserの場合は、どのWebサイトを開くのかを指定する「URL」の項目です。
ウチのURLなので、「https://sarudeki.com」と。
「Click」アクションも一緒に設定してしまいましょうか。
「最新の記事のアイキャッチ画像をクリックする」のでしたね。えーと。
……おや?「CSSセレクタ」を入力してください。と書いてありますね。
CSSセレクタは、Webサイトの構成要素で、ザックリ言うと「住所的な役割のもの」なのですが……
そう言えば、Agentでは自動的に記録をしてくれたので、取得の仕方を意識していませんでいた。
どうしましょう?
要素の取得
実は、そんなときのために、Agentの付属機能として『CSSセレクタ取得機能』が用意されています。
Agent導入済みのChromeで、対象に「右クリック」をすると……
「CSS Selectorを取得」というメニューが表示されます。
このメニューを「クリック」して。
CSSセレクタ欄に「貼り付け」をすると。
はい!ちゃんとCSSセレクタが貼り付きましたよ。
この機能は頻繁に使いますので、やっぱり「Agent導入済みのChromeを使う」のが良さそうですね。
では、残りの処理(①検索欄に「RPA」の文字を入力して、②虫眼鏡アイコンをクリック)を設定したら、
画面右上のハンバーガーアイコンで「右側のサイドバー」を再表示させます。
赤くて目立つ「実行」ボタンがありますね。では、こちらをポチッとな!
「実行モード」に入りました。
Agentと違って、パラパラと画面が動くのではなく、裏側で実行されて、画面にはログのみが表示されます。
着々と処理が進んでいるようですね。
先程「デバッグ実行モード」をONにしていましたので、要所要所でスクリーンショットが表示されています。
うんうん、ちゃんと検索欄に「RPA」と入力しているようです。
で、終了。と。
……あれ?
今回はココまで
そうなんです。
今回はクリックして検索しかしていないので、
裏側で実行されてしまうと、画面上は何も起こらないのです。
まあ、誰もいない深夜のオフィスで、RPAという検索をし続けるパソコンがあったらそれはホラーですので、
大丈夫と言えば大丈夫なのですが……何か結果が残るような処理を組み立てないといけませんね。
というわけで、今回は基本的な動作確認でした。
ちなみに、右側のサイドバーの中にある「エディタモード」をONにすると、こんな画面に切り替わります。
おお、コード発見!
Agentで作成したコードを、ここに貼り付けることで連携できるわけですね。
チャチャッとAgentで記録して、こちらでじっくり編集したり、設定したり、という使い方が見えてきましたよ。
ではでは、次回は「データの取得」について見ていくことにしましょう。
一連お話で登場するRPAロボットの仕事結果は、
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