回は、村の外に出るための準備を

はい、そういうわけでございまして。
本日もIBMのクラウドサービス「IBM Cloud」に搭載されているAI機能、Watsonサービスのひとつである性格分析システム、『Personality Insights』を触っていこうと思い……

長ぇ!

まったくIT関連の用語の説明ってどうしてこう長くなるんでしょうね。
きっとみなさま、長くなることがわかっているので「略語」を使おうとするのでしょう。

AIも正確には「Artificial Intelligence」ですし。
例のイアースなんて「Infrastructure as a Service」ですよ?

で、略語が入ってくることで、さらに文章の意味がわからなくなっていく、と。
うむむ。

本日も「性格分析ワトソン君」をイジっていきます。
うん、ウチではこれくらいにしておきましょうね。

開発込み込み系サービスのムズカシさ

前回はデモ画面を使って、ワタシの文章を分析してみました。
いやはや、実に面白い!やっぱりテクノロジーってこうでなきゃ!って感じの機能でしたね〜。

そんなわけで、
あのデモ画面を、自分のWebサイトでも使いたい!
ということが、次の目標になったのでした。

さて……。

IBM Cloudをはじめとする「開発込み込み系サービス」のムズカシさ、
特に、バリバリの開発エキスパートではないワタシのような人間から見たときのムズカシさって。

最初に何をすれば良いのかがわからないことに尽きると思います。

例えば、
Facebookなら、プロフィールを設定して投稿する、ですし。
WordPressなら、インストールしてホームページを作る、ですし。
やりたいことがある程度明確で、それに対するルートも明確に示されています。

ところが、開発込み込み系サービスの場合は、
機能だけボーンと置かれていて、後はご自由にどうぞ、というスタイルです。

レンタカーを選ぶときに、コンパクトカーを選ぶかワゴンを選ぶか、ではなく、
エンジンが置いてあるようなイメージ。

「各種超高性能エンジンを置いておきますので、
あとはご自分で好きな車体に取り付けてかっ飛ばしてくださいね〜(ニッコリ)」

的な。

えーと、すいません。
タイヤはどこに売っていますか?

Personality Insightsを作ろう

……と、長い前置き(言い訳)が終わったところで。

今回ワタシは、この「さるでき.com」に「Personality Insights」の結果を貼り付ける。
ということを最初の目標にしましたので、まずはそのために必要なパーツをかき集めてこようと思います。

とりあえず、仕組み全体の手順を考えてみましょう。

STEP1 さるでき.comで記事を公開する
STEP2 その記事を、IBM Cloud内のPersonality Insightsに投げる
STEP3 Personality Insightsで分析、その結果をさるでき.comで受け取る
STEP4 さるでき.comで結果を表示

こんな感じになります。

書いてみるとシンプルですが、
さて、これをどんな技術で実現できるのか、となると……ハンドルはひとつで足りますか?の感じ。

まあ、地道にバラしていきましょうか。
ではでは、早速IBM Cloudにログインしまーす。

ダッシュボードが表示されました。
左上のアイコンから「サイドバー」をニョキッと引っ張り出して、「Watson」のメニューを開きます。

Watsonサービスの画面に移ったら、サイドバーの「サービスの参照」メニューを開いて、
「Personality Insights」の枠の中にある「詳細」リンクをクリックします。

「Personality Insights」の詳細画面が表示されました。
前回はデモを見ましたが、今回は実際にこの機能を使いますので、こちらを開きます。

画面上にある項目は…
・サービス名(変更可能)
・デプロイする地域/ロケーションの選択(選択式)
・リソース・グループの選択(選択式)
このあたりが入力項目としてあって、後は「作成」ボタンや「資料」へのリンク等が見えています。

とりあえず一度作ってみないと様子がわかりませんので、ポチポチと入力してみましょうか。

・サービス名:Personality Insights 01
・デプロイする地域:東京
・リソース・グループ:Default

「サービス名」は……「ワトソン君01」でも良かったのですが、少々カッコつけています。

「デプロイする地域」ですが、
「デプロイ」とは、ITサービスを「利用できまっせ」の状態にすることの意味で、
この場合は、『世界中にあるIBMのサーバーのどこでこのサービスを使えるようにしますか?』
ということを聞いている……と思われます。「東京」にしておきましょ。沖縄無いですし。

「リソース・グループ」は、サービスをまとめておくためのフォルダ……ですかね。
きっとこのフォルダに対して、「権限設定」なんかができるようになっているのでしょう。
ライトアカウントでは、ひとつしかリソース・グループを作れないということですので、
初期設定の「Default」を入れています。

では、こんな感じに入力したら、「作成」ボタンをポチッとな。

おおお……何かができましたよ。
今付けた「Personality Insights 01」という名前が表示されています。

隣に「バー」が表示されていますね。
1% Used | 990 Api calls available
と書かれています。

これは、このサービス(機能)の呼び出しを今月後何回できるか、という数字です。


ライトプランの制限
いずれかの割り当て量の制限に達すると、その月のサービスは使用停止されます。
割り当て量の制限は、毎月、月初にリセットされます。
ライト・プランの制限を超えてビルドするようにアップグレードしてください。(資料より)


このスクリーンショットを撮る前に、
テストで数回分Personality Insightsを動かしてしまいましたので、
今月のワタシの残り呼び出し可能回数は「990回」となっています。

ライトプランで足りなくなったら、アップグレードしてね、ということですね。

では、ここで一旦「ダッシュボード」に戻りましょう。

ダッシュボード上にも、今作った「Personality Insights 01」がちゃんと表示されています。

表形式で並ぶことを考えると……
「ワトソン君01」よりも「性格分析ワトソン君01」のようなわかりやすい名前の方が良さそうです。

おっと、この画面にも書いてありますので、名称は「サービス」で確定ですね。
「Personality Insights 01」という名前の「サービス」を、今ワタシは作ったことになります。
以降は「機能」ではなく、「サービス」と呼びますね。

では、サービス名をクリックして、「Personality Insights 01」の画面に戻りましょう。

サービス資格情報を作ろう

そろそろ記事が長くなってきましたので、
今回は「準備」をひとつだけやって終了にします。

サイドバーから「サービス資格情報」のメニューをクリック。
画面に「新規資格情報」のボタンがありますので、ポチッとな。

はて、こちらのサービス資格情報は一体ナニモノなのかと……言いますと。


資格情報について
外部利用者をIBM® Cloudサービスに手動で接続させたい場合、資格情報の新しいセットを生成することができます。 例えば、AWSアプリをWatsonサービスにバインドしようとしている場合、これらをバインドするために使用できる新しい資格情報を生成する必要があります。(資料より)


ということです。

むむう、サッパリ。
……えーと、おそらくですが。

IBM Cloudのサービスに対して外部からアクセスしようとする場合、
「資格」を作っておいて、その資格を「通行手形」代わりにして、アクセスしてね。ということだと思われます。
今回は外部(さるでき.comのWebサイト)からアクセスしますので、作っておかなければなりません。

資格情報を作るために必要な情報はこんな感じです。

名前:Credentials 01
役割:管理者
サービスIDの選択:自動生成

「名前」は……こちらも少々カッコつけてみました。

「役割」は「管理者」「ライター」「リーダー」とありまして、
これはデータへのアクセス権のことかと思われます。
書き込みができる人、読むことしかできない人、何でもできる人、的な。とりあえず管理者にしておきましょう。

「サービスID」は実際に使われるキー情報です。
……と、書いてしまいましたが、なんだか複雑な構成ですね。
今回は「自動生成」にしていますが、「管理」メニューから手動で作ることもできます。

サービスIDにもアクセス権の割当機能があって……
資格情報の方にも役割設定できるようになっていて……はて……?

うむ、どツボにハマりそうですので、今はスルーしておきましょう。
では、「追加」ボタンをクリック!

はい、サービス資格情報ができました!

詳細を開くと、「API KEY(サービスにアクセスするための鍵)」なる大事な情報が表示されます。
この鍵を使って、さるでき.comからアクセスできれば『大成功』というわけですね〜。

今回はここまで!

ふー。おつかれさまでした。
外部アクセスのための準備まで進めてみましたよ。

本文中でもちょいちょい引用させてもらいましたが、
資料はあるのです。説明も書かれているのです。ちゃんと日本語なのです。

でも、文章が鬼難解なのです。
と言うより、前提知識がスゴく必要、という感じなのです。

ハンドルと…タイヤと…えーと、ライト?え?シャーシって何スカ?
という状態なのに、次はもう「はじまりの村」から放り出されます。

無事外部からのアクセスができるのか……ではでは、次回もお楽しみにっ!

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