「ネットは広大だわ」

というのは、士郎正宗さんによる近未来SF漫画『攻殻機動隊』の中で登場する有名なセリフですが、現在のITの世界は、思わずこの言葉をつぶやいてしまうくらい広大なものになっています。
(この漫画の初出はなんと1989年。……ウソでしょ!?この方本物のタイムトラベラーじゃないかしら!?と衝撃を受ける作品です。ぜひ原作でお確かめください。)

「小さい会社を経営していくにあたって必要となりそうなITサービスを、ひとつひとつのんびりとお話ししていく」と言ってはみたものの、ある程度は事前に地図でも作っておかないと、簡単に迷子になってしまいそうです。

ということで、最初は地図作りをしてみましょう。


「小さい会社」という部分を、「ITについて、対策・対応する役目を担っているのが、経営者さんのみ、もしくは、一人のIT担当者さんのみ」とすると、考えなければならないITサービスは、環境面を含めてざっくり以下のように色分けできます。

① ITサービスを使う基盤(インフラ)について
② 社内の活動に使うITサービスについて
③ 社外の活動に使うITサービスについて

「これだけ?」という声が聞こえてきそうですが、なるべくシンプルに分けておいた方が後々迷子になりにくいと思いますので、まずはこのくらいにしておきましょう。

その上で、それぞれの位置付けを、こんな感にします。

① ITサービスを使う基盤(インフラ)について

小さい会社の場合、自宅と兼用ということもありますね。

そもそも、何かしらのITサービスを利用する場合、大前提として「コンピューター」や「ネットワーク」が必要となります。

「パソコン」や「タブレット」、「スマートフォン」という物理的な機械、「ウィンドウズ」や「マック」という機械を操作するためのオペレーションシステム、インターネットを使うための「通信回線」や「サービスプロバイダ」「Wi-Fiのルーター」などなど、業務用のオフィスツールやクラウドのITサービスを使いはじめる前に、用意しなければならないものが沢山あるのです。

最近では、オンライン会議をする機会も増えてきていますので、「カメラ」や「マイク」なども必要ですね。長時間座り続けることになるので、「座り心地の良い椅子」や「目に優しいモニター」なども、大事な要素になるかもしれません。

快適なIT環境作りの第一歩、しっかりと見ていくことにしましょう。

② 社内の活動に使うITサービスについて

こちらはクラウド型ファイル共有サービス「DropBox」です。

ITサービスを使うための「基盤」が整ってきたら、実際にITサービスを使っていく段になるわけですが、まずは、「社内での活動をスムーズにするITサービス」を見ていくのが良いと思います。

小さい会社は所属している人数が少ないため、大人数が参加する「コミュニケーションツール」や「チームワーク管理ツール」、山程の定型業務を効率化する「オートメーションツール」は、大きい企業ほどには必要になりません。と言うより、導入負荷に比べて効果が低くなりがちです。

それは良いのですが、「こういうのは大企業向けよね」と、割り切ってしまうと、なんでもかんでも「Word」や「Excel」などのオフィスツール任せになってしまって、クラウドのITサービス利用した方が良い業務まで、力技で乗り越えようとしてしまうことが多々あります。

ここでは、活用方法次第によっては、小さい会社でも業務をグッと楽にできるITサービスを、幅広くチェックしてみましょう。

③ 社外の活動に使うITサービスについて

こちらはクラウド型契約書管理サービス「CLOUDSIGN」です。

ITサービスを使うための「基盤」ができて、「社内の活動スムーズにするITサービス」も導入が進みはじめたら、いよいよ「社外での活動をスムーズにするITサービス」を見ています。

社外の活動をスムーズにするITサービス、と言うと、「自社のホームページの運用と上手に絡めたサービス」が、とっても大事なポイントになりそうです。自社の営業力や広報力を高めつつ、色々な機能と外部連携ができると……中々面白いですね。

そうそう、小さい会社では、社外の活動に使うITを「お客様の環境に合わせて使わないといけなくなるケース」も起こります。自分たちの会社では特に必要がないと思っていても、お客様が必要なのであれば、対応しなければなりません。

ある日突然「契約管理を〇〇サービスで行うことになりました」という連絡がお客様から来た時に困らないよう、ITサービスの最新のトレンドもおさえておきましょう。


ということで、この枠に入る情報を、ひとつずつ記事にしていきます。

……とはいえ、気分屋な私のことですので、順不同になるような気がしております。きっと。たぶん。書いている最中に状況がどんどん変わっていくと思いますし。

ですので、何か記事を書いたら、こちらの記事の上の枠にリンクを貼っていきます。「目次のようなもの」として、こちらの記事をご確認いただけると幸いです。

では、最初はどのITサービスからはじめましょうか。種類が多過ぎて、どこから手をつけて良いものか、サッパリ見当もつきません。本当に「ネットは広大」ですね。