ものすごー…..くご無沙汰しておりました。
答えてズンズン!
今度こそこの企画自体を知らない
サルできビギナー~中級者になりたての方に少しだけ説明しておくと、
読者の方がフト感じた疑問をズバリお答するという身も蓋もないお題丸投げ企画でございます。
毎度この説明をしないといけないくらい間を開けてしまう継続力のない自分。
ドンマイ。
お久しぶりと言うことは
・このブログであまり質問が無かったか
・『忙しいフリ』というATフィールド全開のワタシに手も足も出なかったか
・両方か
いろいろ根本的な問題はあるかと思いますが、兎にも角にも久々に登場のこの企画。
さっそく行ってみましょう!
答えて~ズン!ズン!
【hudmxさんからのご質問】
iOS4とiPad3.2と英語ドキュメント
参考までに教えていただきたいことが一つ。
iADに関する情報などはやっぱりあの英文ファイルを一個一個解読して読み取っているんでしょうか。
OS3時代は膨大な日本語ブログに助けられ開発もサクサクすすみましたが、
OS4に関してまったく情報が無く公式翻訳はさっぱりで極寒情報ツンドラ気候です。
あの英文ドキュメントを読むコツなんかがありましたら教えてください。
参照記事 : iAdを設置してみよう!その1
来ましたか。ついに。この話題が。
英文ドキュメントを読むコツ。
本日はサルできとかいうブログを書いているカワサキさんにお伺いしました。
Q:具体的にどのように読まれているのですか?
A:そうだねー。ボクは雰囲気?フィーリングを大事にしているんだよ。空の青さと海の青さってどっちが青いかなんてそんなこと意味のないことだろう?大事なのは平和とエコだよ。あ、それと渦なしロールケーキの作り方さ。あれって生地を先に焼きあげてからクリームを入れるのと、クリームを先に固めてから生地でくるむのとどっちだと思う?クリーム?それは本当かい?キミはなんでそれを知っているんだい?おばあちゃんが作っていたから?キミのおばあちゃんは何者だい?アレを作れるおb(略)
ほとんど読みません。
正確に言うと、文章はほとんど読みません。
サンプルコードをチェックしたら後は組み込みながら様子を見ます。
なんで読まないかと言うと、アップルの資料って言うのは
過剰な味付けがされている場合が多いのです。
例えば今回のiAdのケースで
ワタシがどんな感じで機能を理解していったかというのを例に出してみます。
STEP2 iAd Programming Guideをダウンロード
STEP3 ふんふんふーんと流し見。『あるもの』を探す
STEP4 Creating a Banner Viewに『あるもの』=サンプルコードを発見
ここで以下のようなサンプルコードを見つけました。
ADBannerView *adView = [[ADBannerView alloc] initWithFrame:CGRectZero];
adView.currentContentSizeIdentifier = ADBannerContentSizeIdentifier320x50;
[self.view addSubview:adView];
まず一旦この段階で iAd Programming Guideを閉じます。
サンプルコードは英語ではなくプログラム言語ですので、
サンプルコードが入手できた段階でテリトリー内に引きずり込んだぜ。と思ってしまいましょう。
気持ちが大事。
STEP5 サンプルコードをXcode(サルできテンプレ)に貼る
貼って色が変わるとなんとなく落ち着きますから、とりあえず貼りましょう。
「addSubviewとか見えるし、ViewDidLoadあたりに貼っておけば良いか」くらいで。
こういうときのサルできテンプレートです。サンドバッグがわりに使いましょう。
で、コード中のポイントっぽいADBannerViewを選択して。。。
STEP6 右クリック>テキストを製品ドキュメント内で検索
リファレンス画面を開きます。
なんかそれっぽいフレームワークがあるなーと思えればだいぶ慣れてきた証です。
ついでにもう少し見ておくと、
タスク欄にいくつかのプロパティがあることがわかります。
中身はまだ放置でOKです。
STEP7 ここからしばらくは勘頼りにビルド>エラー>デバッグを繰り返す
今回のようなケースですと「ADBannerViewというViewを1個画面上に出すだけだ」と思えるかどうかがカギです。この段階で「???」となってしまう場合は、単純にまだ慣れが足りていませんので、サルできテンプレいじりを繰り返してコードに慣れてしまいましょう。
で、あーだのこーだのやって当初想定通り画面に出てきたら、
STEP8 あらためてiAd Programming Guideを見る
この段階で見ると、設置については格段に読みやすくなっているハズです。
「はいはい、サイズとかタッチした時の動きとかね」みたいに。
STEP9 ついでにResponding to Banner Eventsパートを見る
ここでSTEP6で製品ドキュメントを流し見しておいた意味が出てきます。
よくわからないけどデリゲートとかでてるし、
iAd Programming Guideはきっと設置方法と初期設定について書いているドキュメントだと。
STEP10 ついでにWWDCのセッションムービーを見る
<クリックで拡大>
http://developer.apple.com/videos/wwdc/2010/
※Session112 Application Frameworksカテゴリーにいます。
じっと文章を読むより動画見たほうがわかりやすかろう。ということで、
公開されているWWDCのセッションムービーにここで手を出してみます。
これを最初に見るのとこの段階で見るのとでは結構違ってまして。
ワタシが最初に言った「過剰な味付け」の意味がご理解いただけるかと思います。
なんかサンプルがえらくカッコいい。
こんな感じだったっけ?リファレンスの方は違う感じだった気が。。。
って感覚が、正解です。
セッション用なのでカッコつけてるわけです。コレが何気にクセモノなんです。混乱します。
あ、でもバナビューバナビュー言ってるのはADBannerViewのことだってわかりますね(^^
STEP11以降
あとはサンプルコードにおまけを付けて外してテストしてを繰り返します。
英語のドキュメントを読んではじめるのではなく、
とりあえずハリボテを作ってから
英語のドキュメントに『戻り』ます。
プログラム言語の方が英語よりシンプル。
これがワタシが英語ドキュメントを読むときに意識しているコツです。
hudmxさん、いかがでしょう?
後一つ、
hudmxさんには是非ミーのフェイバリットなワードをリメンバーしていただければと思います。
『人生8割気合』
そしてあとの2割はサルできテンプレートです。
ハリボテ作成がスムーズにいくようにワタシ用に作ったのがサルできテンプレだったりします。
ショートカットできるところはバンバンショートカットしてしまいましょう!
それでは次回お会いしましょう。
答えて~ズン!ズン!