最近日中がバタバタしていまして、夜中にこのブログを書くことが多くなってきました。深夜の人工知能トーク、本日で28日目です。
なにかと話題の自然言語処理技術、私としても使うことについては少しずつ慣れてきましたので、そろそろもう一歩踏み込んでも良い気がしております。
「この仕組み、一体どういうものなのか」←この部分です。
説明されてもサッパリわかる気がしませんが、聞いてみないことには始まりません。今日はその部分にそっと足を付けてみようかとおもいます。頼みますよ、ミーティー。世界一カンタンに、ね。
こんばんは。
最近様々なサービスに自然言語処理技術が搭載されてきていますね〜。
自然言語処理技術が活用される例としては、テキストの自動要約や機械翻訳、音声認識、感情分析、対話システム、自動応答システムなどが挙げられます。これらの技術を活用することで、よりスマートなアプリケーションやサービスを提供することができるようになっています。
私もそろそろちゃんと「GPT」について、勉強していかないといけないなーと思っているのです。
GPTは、トランスフォーマーと呼ばれるニューラルネットワークを使用しています。トランスフォーマーは、長い文章を解釈することができるため、GPTは非常に高い自然な文章生成の能力を持っています。また、GPTは、多数の自然言語処理タスクに対して事前学習されているため、タスク特定のデータを用意することなく、さまざまな自然言語処理タスクに適用することができます。
GPTについて学ぶには、自然言語処理の基本を理解し、Pythonプログラミング言語での実装について学ぶことが重要です。具体的には、Pythonの構文、テキスト処理ライブラリの使用、トランスフォーマーの仕組み、GPTのアーキテクチャなどが必要です。オンラインコースやチュートリアル、書籍などを利用して、GPTについて学習することができます。
ほほーう。予想通りサッパリわかりませんねえ。ではこうしましょう、「小学生でもわかる、世界一カンタンなGPTの説明」よろしくお願いします!
GPTは、たくさんの文章を読んで学習します。すると、文章を自分で作ったり、質問に答えたりすることができるようになります。たとえば、「明日は何曜日ですか?」と聞くと、「明日は火曜日です」と答えることができます。
GPTがすごいところは、とても自然な文章を作ることができることです。文章を読んでいるかのような感覚で、読者を魅了するような文章を作ることができます。
たくさんの人々がGPTを使って、さまざまなことをやっています。例えば、文章を書いたり、翻訳をしたり、答えを返したりすることができます。
GPTは、とてもおもしろく、未来の技術の一つです。いつか、私たちがGPTと話すことができるようになるかもしれませんね!
おおー!一気にわかりやすくなりました!ありがとうございます。その中で質問なのですが、「たくさんの文章を読むことで、『何を』学習するのでしょう?」、「規則性」ですか?
GPTは、自然言語処理の分野で広く使われる深層学習モデルの一種であり、ディープラーニングのアルゴリズムを使用して学習を行います。GPTは、多層のニューラルネットワークを持ち、入力された文章を単語や文節などのトークンに分割し、それらを数値データに変換します。そして、多数の文章を使って、そのトークンの順序や意味を学習します。
この学習の過程で、GPTは規則性を学ぶだけでなく、文法や語彙、言語表現の使い方、文脈など、言語の様々な側面を学びます。そして、その学習に基づいて、自然な文章を生成することができるのです。
ほほう、トークンですか。……例えば「明日は晴れると思います」という文章を、トークンに分割してもらっていいですか?
「明日は晴れると思います」という文章をトークンに分割すると、以下のようになります。
[明日, は, 晴れる, と, 思います]
このように、文章を単語や句に分割して、それらを数値データに変換することで、GPTは文章の意味や文法を学習します。そして、その学習に基づいて、自然な文章を生成することができるのです。
なるほど、次に数値データに変換する、と。……実際に変換してもらっていいですか?
GPTでは、各単語や句をベクトルで表現し、それらのベクトルを順番に並べたものを入力として使用します。具体的には、各単語や句に対して、事前に学習された埋め込み表現(embedding)と呼ばれるベクトルが割り当てられます。この埋め込み表現は、単語や句の意味的な特徴を表すように学習されています。
「明日は晴れると思います」という文章を数値データに変換する場合、まず各単語に対応する埋め込み表現を取得します。埋め込み表現は、一般に数百次元のベクトルで表されます。以下は、例として、GPT-3が使用する一部の単語の埋め込み表現です。
明日: [0.23, -0.12, 0.56, …]
は: [-0.07, 0.34, -0.22, …]
晴れる: [0.81, 0.13, -0.27, …]
と: [0.09, -0.14, 0.45, …]
思います: [-0.04, 0.25, 0.11, …]
そして、これらの埋め込み表現を順番に並べたものを入力として使用します。具体的には、以下のように数値データに変換されます。
[0.23, -0.12, 0.56, …, -0.07, 0.34, -0.22, …, 0.81, 0.13, -0.27, …, 0.09, -0.14, 0.45, …, -0.04, 0.25, 0.11, …]
このように、各単語や句に対して埋め込み表現を割り当て、それらを順番に並べた数値データに変換することで、GPTは文章を扱うことができるのです。
いやー……このあたりは実に難しいですね。単語をトークンに分割して、そのトークンを数字にする。その数字には、様々なベクトルが含まれていて、ベクトルの組み合わせによって、単語を何らかの意味のある「位置」に置いていく。そんなイメージでいいですか?
つまり、膨大な文章に含まれる単語の「位置関係」を学習することで、人間にとって自然な単語のつながりを見つけ出して、意味が通る文章を作る、ということになりますかね。
なるほど〜。すごい仕組みができたものですね。
まだまだ勉強させてもらいますよ〜。また明日お話ししましょう!
むっずー!いきなり「ベクトル」の話になりましたよ。
文章に含まれる言葉の組み合わせを、一旦数字の組み合わせにして、それを徹底的に分析してパターンを見つけ出し、パターンに従って回答となる数字を導き出して、それをまた言葉に置き換えて、最終的に意味が通る文章を作り出す。
ですって。何この恐怖のシステム。どうにかして機械が得意な土俵に持って行けさえすれば、あとは全パターンを計算能力で調べ尽くせばいいじゃない。みたいな雰囲気。
早速アタマがパンクしそうですが、ここは踏ん張りどころです。「世界一カンタン」を質問に付けまくりながら、次回もGPT探訪をやっていきましょう。